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建築の豆知識 2003年7月号 ケイエスケイ設計 http://www.ksk-sekkei.com/ |
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このコラムでは、住宅を建てるときに参考になるようなことについて述べたいと思います。 住宅を建てることは、人生で一度か二度しかない大きな仕事です。これから、住宅を建てようと思っている人やリフォームをしようと思っている人が、建築会社やハウスメーカー等の営業マンと打合せをしていく上で、きっとお役に立つ建築の豆知識を隔月で掲載していきます。今後ともぜひご覧下さい。 |
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高気密・高断熱住宅について |
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1. 高気密・高断熱とは 高気密・高断熱住宅の基本コンセプトは、夏を涼しく冬を暖かく暮らすために住宅そのものの機密性、断熱性を高くし、冷暖房の使用を極力抑えてエネルギーの消費を抑制することを目的としています。 高気密とは、住宅自体の隙間をなくし外部の空気が住宅の中に入らないようにすることで、室内環境を一定に保とうとする考え方で、隙間相当面積C値として表されます。このC値は、床面積1uあたり何cuの隙間があるかで測定されます。C値が1cu/u以下であれば高気密とされますが、ハウスメーカーによってはそれ以上でも高気密としているところもあるようです。気密性能は施工の良し悪しによって大きく変わりますので、仕上材料を施工する前に気密測定を依頼し、隙間相当面積を確認することが重要です。 高断熱とは、断熱材で建物全体をつつみ外部の温度変化が住宅内に影響しないようにすることで、室内環境を一定に保とうとする考え方で、熱損失係数Q値として表されます。以前は、グラスウールやロックウールなどの繊維系の断熱材が多く使われていましたが、最近では、硬質発泡ウレタンやポリスチレンなどの発泡樹脂系のものが多く使用されるようになってきています。繊維系の断熱材では、施工の良し悪しによって、壁内結露が発生したり、断熱材がずれ落ちて断熱性能が低下したりすることが多かったためです。 2. 快適な高気密・高断熱住宅 快適な高気密・高断熱住宅を実現するためには、以上の気密性能と断熱性能を高めることが必須条件ですが、これだけでは十分ではなく、外壁、屋根の遮熱性能と住宅内の換気性能が大きくかかわってきます。特に、日当たりのよい場所では、遮熱性能を十分に高めないと夏に住宅内部が熱くなってしまうことが多いようです。 高気密・高断熱住宅には、よいことばかりではなく悪いこともあります。それは、住宅内部に使用する建材やシロアリ駆除剤などによるシックハウス症候群の発生で、高気密化することによりこの現象が現れ、社会問題化しました。建築基準法も、03年7月の改正でシックハウスの問題に規制を設けましたが、シックハウスの原因となる化学物質を0に抑えることができないのが現状であり、床下まで建物の内部として気密化している場合には、とくにシロアリ駆除剤と、構造材料の防腐処理剤には注意が必要です。このようなことを防ぐには、室内の空気がよどむ場所がないように計画換気することが必須条件になります。 これからマイホームを建てようと計画されているのであれば、ハウスメーカーの営業マンに気密性能、断熱性能、遮熱性能、換気システムについて質問し、ハウスメーカーの省エネに対する取り組みの違いや、環境に対する会社の姿勢を見極めることも必要ではないかと思います。 次回8月号は、「家相盤とは?」を予定しています。ご期待ください。 |