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家相と方位 -南方位と南西方位-
1.南方位の持つ象意と吉凶現象
南は「離」「九紫火星」の方角で、正象は「火」です。季節でいえば「夏」、家族でいえば「次女」、身体でいえば「頭、心臓、目、血圧」、色でいえば「赤」「紫」の象意を持っています。
「離」は二陽の間に一陰を配した形で、太陽や、火が燃え上がる様を表しています。そして、光り輝いて四方を照らし、その明るさで物を識別させます。また、物に取りついて美しく燃え、やがては燃え尽きるというむなしさもあります。このことから、明智、美麗、光明、乾燥、飾り、競う、むなしさなどの象意を持っています。
また、季節は「夏」、一日では太陽が中天する「正午」を意味し、陽の極地である最高ということから、天、頂上、頭、全盛、絶頂などに理解されています。
南は、今までの苦労が一気に実を結ぶ運気で、出世運、才能運、人気運、有名運、発明運などに関ることに吉凶現象が現れます。
吉現象としては、
・ 知的分野で才能を発揮し、社会から認められる。
・ 先見の目があり、何事もうまく事が運ぶ。
・ アイデアにとみ、ひらめきがあるため、仕事がうまく運ぶ。br>
・ 美的センスが向上する。
・ 頭脳、感覚ともによくなる。
・ 向上心が旺盛になる。
・ 芸術的な仕事で人気が出る。
・ 心臓が強く健康である。
凶現象としては、
・ 虚栄、虚飾に走りやすい。
・ 公文書などで災難を招く。
・ アイデア、ひらめきに乏しく、家業が衰退する。
・ 色情問題が起こりやすい。
・ 孤立しやすい。
・ 感情的になりやすい。
・ 名誉、地位を失う。
・ 盗難、火災にあいやすい。
・ 心臓病、高血圧に悩まされる。
・ 精神障害を起こしやすい。
・ 目の病気にかかりやすい。
などがあげられます。
2.南西方位の持つ象意と吉凶現象
南西は「坤」「二黒土星」の方角で、正象は「地」です。季節でいえば「晩夏から初秋」、家族でいえば「母、妻」、身体でいえば「脾臓、胃腸」、色でいえば「黒」「黄色」の象意を持っています。
「坤」は三陰を配した形の純陰で、承った純陽の乾の恵みに順応して物を形成し、堅実に育て上げます。すなわち、あくまでも静かで柔順であり、しとやかな愛情をたたえ、万物を生み育て上げることから、静、豊か、堅実、平穏、慎み、育成などの象意を持っています。
また、二黒土星は大地であり、大地は天の恵みを受けて万物を生じ、育成する働きを持っていることから、天に対して柔順で勤勉に働くなどの意味に理解されています。
南西は「初秋」を意味し、成長力が弱まりますが、穀物が結実するという運気で、主婦運、家庭運、不動産運、仕事運、健康運などに関ることに吉凶現象が現れます。
吉現象としては、
・ 良妻賢母になり、内助の功を発揮する。
・ ゆっくりしたテンポだが、運気が着実に上昇する。
・ 働く意欲が旺盛になる。
・ まじめに働いて、業績をあげる。
・ 謙虚、勤勉で、堅実な人生を歩む。
・ すべてに献身的で、慈愛をそそぐ。
・ 不動産で利益を得る。
・ 胃腸が丈夫で、活力にあふれる。
凶現象としては、
・ やる気がなく、怠け者になる。
・ 職業、仕事を辛抱できずに変わりやすくなる。
・ 経済に苦しみ、不動産を手放すことになる。
・ 女性上位の家庭になる。
・ 家運がだんだんと衰退していく。
・ 主人が家に落ち着かなくなる。
・ 妻や母親が病弱になる。
・ 胃腸障害を起こしやすい。
などがあげられます。
なおこのコラムを書くにあたりましては、平木場泰義著「気学の事典」 (東京堂出版)を参考にいたしました。
次回5月号は、「建築の豆知識--」を予定しています。ご期待ください。
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